■死闘を制してセミファイナル進出!
もうこれが決勝で良いです。って感じの試合。
運命のGAME3はキングスが1点差の勝利でシリーズを勝ち抜いてセミファイナルに駒を進めた!
はっさ、もう疲れたさ!
GAME1 1点差でキングス勝利
GAME2 アルバルク勝利
GAME3 1点差でキングス勝利 勝ち抜け
CSでお互いが60点を下回る試合とか、まさにキングスとアルバルクの殴り合いって感じ。
息が詰まって、でも痺れる試合は、ほんとにこの2チームならではの試合。
■魂を震わす選手の気迫
1Qから岸本のこのガッツポーズは魂震えますって。しかも得点決めたシーンじゃなくてディフェンスでマイボールにしたシーンでこれは最高過ぎるって。
「絶対に勝つ!」
って岸本の意志が全員に乗っかって、誰もフィジカルバトルで負けていなかった。インサイドでもアウトサイドでも押し合いへし合いを40分間やり続けて、気合で押し切った。
本当に誰も気持ちで負けていなかったよ。
もちろん東京の気迫も凄まじかったけど、それでも誰も負けていなかった。
たぶん選手の層の厚さや今季の完成度を考えるとアルバルクに分があったと思う。それでもこのシリーズはキングスが気持ち、気迫で勝利を手繰り寄せた。
キングスの歴史の教科書に載せるクラスの素晴らしい試合、見ているこっちの魂を震わす試合だった。
■ダーラム驚異の35分
そろそろ36歳のADおぢさんが今日もチーム最長の35分起用。
労働基準法に引っかかりそうなレベルで試合に出ている。
これはある種仕方ないんだよね。
アルバルクのロシターおぢさん(そろそろ35)が約38分出場だから、ここに一番対抗できるのがADなんよ。
アルバルクの核であるロシターを楽にさせるわけにはいかないし、それに困った時のADアタックがかなり効いていた。アルバルクはADを1人では守れなかったしインサイドでのフィジカル勝負でADのパワーと決定力がかなり効いていた。
ダーラムの集中力が切れない限り、ダーラムの攻撃は続けるべきだし、実際ダーラムの集中力が切れることはなかった。後半開始のロシターのスリーを簡単に打たせたの以外は完ぺきだった。
わたしは散々ダーラムのTOVの癖について言及してきたが、GAME3,35分間コートに立っていてダーラムのTOVはゼロ!本当に集中力が持続していた。
これは素晴らしい!!マジで素晴らしい!
ボールをもってコントロールする時間もあったのにTOVゼロはカードとして強すぎる。
集中力がキマっているダーラムはフィニッシュ力も爆上がりするからTOVなくてフィニッシュも強いダーラムとか最強すぎるだろ。
これがダーラムが語る「チャンピオンシップのDNA」ってやつか・・・
セミファイナルでもよろしくお願いいたします。
■The Thief 小野D
シーフ とは、本来は「泥棒」「盗人」を意味する言葉であるが、この項ではロールプレイングゲームなどのフィクションに登場する、歴史上の盗賊や暗殺者をモデルにしたプレイヤーキャラクターのクラスについて説明する。ローグ 、バーグラー などと呼ばれるクラスもシーフに類する。
Wikipedia
↑バスケではしばしばスティールが上手い選手を「シーフ(盗賊)」みたいな表現することがある。いや知ってるのは歴史上ひとりだけ(アルヴィン・ロバートソン)なんだけど。そのニックネームというか2つ名が「シーフ」ってかっこよすぎて気に入っている。
この試合の小野Dはまさにスティール王のシーフって感じだった。
しかもただボールを盗むだけじゃなくて、キングスにとって絶対に守りたいシチュエーションで、一瞬の隙を見逃さずにボールを奪い一気にスコアまで持っていく。
しかも前半と後半に一回ずつ。
そしてどちらもアルバルクのエース、ロシターから奪っている。シーズン1.7回のTOVのロシターから2本奪って計5点を稼いでいる。
本当に本当に大きなスティールだった。頼もしく心強い。
小野Dの活躍に最大限の敬意を表して
「THE THIIEF~onoD~ 」
と呼ばせていただきます。
■気持ちでボールをもぎ取るロー
ローがめちゃくちゃ気合入っていた。
18分出場で12得点11リバウンド!
ローの11リバウンドがとにかくでかい!
ローの機動力と跳躍力を活かしたリバウンドでチームを救ったと言ってもいいと思う!実際ローの11本が両チームで最多(次点でグダイティス9本)。
ディフェンスもメインデルをめちゃくちゃ追っかけていたし、数字が出ないところでも効いていた。
最後フリースロー2本のうち1本決めてほしかったけど、外した後に「待てコラ!」ディフェンスでメインデルをタフショットに追い込んで落とさせたからヨシ‼
ローの理不尽ジャンプショットと理不尽3ポイントが決まり始めているので、古巣対決になるセミファイナルでもっと進化を発揮してほしい!
まだまだこんなもんじゃないぞ!
■今村のディフェンスが素晴らしい
キングスには素晴らしい日本人ディフェンダーがたくさんいる。
小野D、松脇、荒川、牧…
リーグでも有数のディフェンダーを有するキングス、
その中でもベストディフェンダーは今村だと思う。
この日の今村のディフェンスは本当に素晴らしかった。
アルバルクのオフェンスマシンのメインデルを5得点に抑えて完全にシャットアウト。ローのディフェンスも良かったってのもあるけどね。でも今村がメインデルに「いける」って思われたらもっとやられていた。
たぶん1回も抜かれてないよね?3ポイントと2対2のギャップをこじ開けたレイアップだけよね?
10cm以上の身長差があるウイング系外国籍選手を今村ひとりで抑えられたのがキングスの戦術の軸を決定づけたと思う。
桶谷HC「(今村でメインデル守れる…ほな!攻撃が始まるテーブスにロー当てて嫌がらせしたロー!)」
この選択を出来る状況がデカい。実際、テーブスはローのディフェンスを嫌がって、自分の所で勝負をせずに反対サイドにボールを託すという判断をしていた。
4Qの頭の3~4分間のこの状況はホントにバチバチでガチガチのディフェンスだった。コートメンバー3ビッグ+今村、小野Dだったし。
ロシターにADが当たって、テーブスには小野Dとローで嫌がらせして、メインデルには今村とローで嫌がらせ…
これめちゃくちゃ凄くね?
日本人選手でメインデル対策を出来るってマジで今村くらいだと思う。
最後、強烈に右足を捻ってしまったけど・・・・大丈夫かな。
最後はクーリーとダーラムに神輿を担がれる状態だったから、たぶん大丈夫よね!
■アルバルク選手の涙
私はアルバルク東京の試合をそれほど見ていません。
それでもアルバルク東京が今季残した結果は素晴らしいモノだったと断言できる。
48勝12敗 勝率80%は圧倒的勝率の宇都宮に次いで2位だし、Bリーグ始まってから球団史上最高の勝率。
チームの顔だった田中大貴とカークを放出して、テーブス海とメインデルを獲得。
テーブス海がバチくそにハマりブレイクスルー
メインデルが独力でチームを勝たせる活躍
新加入のグダイティスもどっしりとインサイドで存在感を見せてカークの穴を埋め、控えPGの橋本も経験値と闘志でチームに貢献。
これまでの土台に新加入選手が上手く融合してチームがより強くなっていった。
球団史上最高の勝率を残したことで自信と充実感もあったはずだし、今季CSを勝ちぬいてBリーグ王者になるっていう覚悟があったと思う。
結果としてはキングスが2勝して勝ち抜けて、アルバルク東京のシーズンは球団、選手たちが思っているより早く終了してしまった。
ここに関してはキングスの気持ちが強かったって言うのもあるけど、アルバルク東京も今まで見たことのないくらいの闘志むき出しに泥臭くプレーしていた。エリート軍団と呼ばれて、今季もそれは変わらないと思う。それでも勝ちたい!って意志をプレーで示していたし、ここまでガムシャラにボールに飛び込んで絶対に勝つ!!って気持ちでやっていたのは元バスケ少年としてめちゃくちゃカッコよく思った。
こういったチームは純粋に尊敬されるべきだと思う。
メインデルや小酒部、ロシターは目に涙を浮かべていた。
自信と充実感があった素晴らしいシーズンだっただけに、ここで敗退するのは悔しく苦しかったんだろう。キングスが勝った試合は2つとも1点差だっただけに、
あのシュートが入っていれば
あのリバウンドを取っていれば
あのミスがなければ・・・
色々思い浮かぶと思う。これもバスケと言ってしまえばそこまでなんだけど・・・
2023-24のアルバルク東京のメンバーは最高だったから、また来季もこのメンバーで見たいな。
かっこよかったです。
とりあえずメインデルの契約を締結してからブラジルに帰そう。
■「WE BACK.」
苦しんで苦しんでようやく掴んだセミファイナルのチケット・・・・
HOME開催権がキングスより低い千葉ジェッツがセミファイナルに勝ち上がってきたことで、セミファイナルを沖縄アリーナ(HOME)で開催されることが決定した!
「WE BACK.」
キングス公式さんカッコよすぎます。
今季はもう沖縄アリーナでは試合がないと思っていました・・・東京に勝つことも五分五分だし、圧倒的強さでリーグを制した宇都宮が千葉に負けることも考えにくかった。
でもわずかな可能性を手繰り寄せて、セミファイナルのホーム開催権をGET。
からの?
「WE BACK.」
めちゃくちゃカッコいい。
みなさん、王の帰還です。喉をつぶす準備は出来ていますか?
千葉ジェッツさんにキングス(キングスブースター含む)の強さを教えてあげましょう。
かかってこいや!!
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