前節はアウェイ長崎戦を勝利したキングスは第29節茨城ロボッツをホーム沖縄アリーナで迎える。茨城の新戦力のルーク・メイ(203cm/SF)とジョニー・オブライアント(206cm/PF)の得点能力をどう守るか。また松本礼太の凱旋試合でもあるため彼の活躍も期待される。
それでは試合のレビューをご覧ください。
■ファストレビュー
左膝のコンディション不良で2試合欠場してヴィック・ローがロスターに復帰したがキングスはここ2試合と同じスタメン、ジャック・クーリーを主軸にした、いわゆる2ビッグで試合に臨む。序盤は茨城の3ポイントが入りまくり1Qだけで7本の3ポイントを成功。キングスは序盤からディフェンスの意識が高いが上から決められてしまい中々リズムに乗れずに前半を琉球45-50茨城で折り返す。
後半ギアを入れたキングスはクーリーのいるインサイドで勝負。全員の足も動き出して茨城にシュートを打たせず24秒バイオレーションを誘発させて一気に勢いに乗るが茨城の3ポイントが要所で刺さり茨城がリードを奪い返す。残り9.9秒試合を決めたのは・・・・
■Mrクラッチ岸本様
茨城/山口颯人のスリーが決まり残り60秒で琉球89-93茨城。厳しい状況の中岸本が3ポイントをヒットさせて続いて牧が決めて逆転する。
キングスペースで勝ち濃厚と思われたがタイムアウト後の茨城ルーク・メイがで3ポイント沈めて再逆転！タイムアウト明けいくつかプレーが続いてから残り9.9秒。
この男がやってのける。
ギャーーーー！
かっこよすぎるだろ‼
最後の最後にヤシの木の根元から「ココナッツスリー」を成功させる！🌴
これはスゴイ。ホントに頼りになるって。かっこいい。岸本に頼らないといけない状況にしてしまった？どーでもいい！まじでカッコよかったしMr.クラッチ岸本様、ありがとうございました！
ラスト、牧が優勝したんかってくらいボール投げてて微笑み
■クーリーが熱い
クーリーが躍動している！今日も28分の起用で14得点！
リバウンドは5本だったけどなんでだろ？外に引っ張られてた？わからんけど
なかでも注目したいのがアシスト3本。Aveが1.4本なのでパスの意識が芽生えているのが分かる。
ナイスパス‼
クーリーが起点になることで外にも中にもスペースが出来ている。今村へのバウンズパスも見事だった(決まんなかったけど)
クーリーが起点になるのが形になってきたらマジでクーリーの止め方なくなるよ。明日も司令塔クーリーを楽しみにしてる。
あと、オブライアントへのお返しテイクチャージも最高でした（笑）
■全員ディフェンス良かった
今日はディフェンス集中してたね！特にダーラムの集中力が高かった。抜かれかけて諦めるシーンは一回も無かったし、カーク、クーリーも足が動いていた。
３Q の残り4:30あたりでショットクロック24秒オーバータイムを奪ったときは痺れたね！最高なディフェンスで会場も大いに盛り上がっていた！
最高のディフェンスを明日も頼むぜ！
■桶谷HC「４Q牧ね」
桶谷大HCはここ2試合、牧隼利をディフェンスエースとして４Qフル出場させている。
これ面白いね。
実際に今日の試合残り30秒、牧の鋭い読みからディフレクションして茨城のTOVを誘って速攻で逆転に繋がった。
持ち前のディフェンス力でチームの強度を保ちつつ、昨季からPGハンドラーをやらせたおかげでサブハンドラーとしても機能している。PG経験がここで効いてくるとかめちゃくちゃ伏線回収するやん。
純粋に3&Dが必要な時は小野寺、シュートが当たっているときは松脇、サイズとディフェンスと散らし(バランス)が必要な時は牧って感じで桶谷HCは選べる。
ここ2試合とも牧の４Q起用が効いてるため明日もエラーが起きない限り続けると思う。注目してみてみよー。
■茨城ロボッツ強いじゃん！
外国籍のジョニー・オブライアント(206cm/PF)と新加入のルーク・メイ(203cm/SF)が強烈。二人だけで47得点スコアしている。
まじで強烈だね。どっちもオールラウンドにプレー出来るし得点源が２つあることでボールが停滞しないのも強い。
日本人選手のシュートが入ったら今日の試合みたいにタフになることが理解できる。
でもキングスも良く守れていたとは思うよ。茨城のシュートが落ちないから試合を通してきつかった！気を抜いたらヤラレルのは分かったから明日も同じくらいのテンションで守りたいね！
松本れーたは凱旋なんだからもっとシュート打っていいよ。俺が許す。
■ローが復帰して3ビッグがどうなるか
ローが膝のコンディション不良から復帰して3ビッグの起用がどうなるか注目していたけど、3ビッグはほとんどなかったね。1試合通して2分くらいかな？
これはどうするかなー。まだ分かんないけど、3ビッグは諦めたのかな・・・。
今日の試合カークの足かなり動いてたし、リバウンドも取れていた。周りのお助けディフェンスの距離感も試合を通して意識されていたし、これが出来るなら3ビッグやってもいいと思うけどな。
■最後のダブルファウルを解説しよう
４Q残り9.9秒でクーリーと山口のダブルファウルがコールされて岸本がフリースローを打った場面を解説。
「ハテ？別に普通じゃない？茨城のファウルが溜まってたんでしょ？」
それが違うんですよ奥さん。その時の茨城のファウルは4回目だったわけで本来ならフリースローの場面ではないんです。じゃあなんで岸本がフリースローをもらえたか。
実は４Q残り2分を切ってからスローインのボールが入る前にファウルすると無条件テクニカルファウルになっちゃうってルールがあるんです。
スローインファウルとは
【JBA審判グループに聞く！（前編）】「2023－24シーズンのルールについて知っておくべきポイント」
1.第4クォーターもしくは各オーバータイムでゲームクロックに2:00が表⽰された以降のスローインで、ボールがまだ審判の⼿の中にある、あるいはスローインをするプレーヤーの⼿の中にあるときに、コート上のディフェンスにファウルが宣せられた場合に適⽤される。
だから岸本がフリースローを1本もらえたって事です。これ知っていたら通ぶれるからね。明日会場で友達に言ってね。
■Bリーグ公式スタッツ
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